『とら吉の東京さんぽ』『ニューヨーク猫画帖』、また猫探偵正太郎シリーズの表紙画、挿絵等で知られる前田マリさんの個展が開催される。
9月14日（日）のたった一日、レストランを借り切っての展示となる。
人（もちろん猫も）との出会いを大切にする前田マリさんならではの企画だ。マリさんには不思議な力がある。初めてお目にかかった時から、表層的な会話などなく、気付けば人それぞれを支える心棒の触れ合いといった感じになる。いきなり裸になるようなものだが、それが何とも心地よく、嬉しい。当たり障りのない余計な社交辞令など、つまらないもの。
レストランという寛ぎの空間で、たった一日開催される個展は、作品を通して、また直接前田マリさんと、心の根っ子を通い合わせる貴重な機会となるだろう。
今回は、インチ額から大衣額まで、23点が展示される。切手をコラージュする等、新たな試みの作品も出展される。