『ペットフードの表示に関する公正競争規約施行規則』第3条(6)は、成分の表示について次のように定めています。
成分の表示は、重量百分比とし、次のとおり記載するものとする。
粗たん白質‥‥ %以上
粗脂肪‥‥‥‥ %以上
粗繊維‥‥‥‥ %以下
粗灰分‥‥‥‥ %以下
水 分‥‥‥‥ %以下
上記成分の分析方法は、農林水産省畜産局長の定める飼料分析検査基準又はそれに準ずる国際的検査基準による。ただし、粗脂肪については、酸分解処理が必要なペットフードではこれらの基準の酸分解抽出法による。
キャットフードによっては、上記の成分の他に、カルシウム、リン、マグネシウム等の成分についても記載されているものもあります。
この成分表示をどう見るかですが、AAFCOの栄養基準が一つの目安となるでしょう。
ここで留意しなければならないのは、AAFCOの栄養基準が含有水分0%の乾物ベースとなっているのに対し、キャットフードに記載されている表示は、水分を含む実際のフードベースであることです。したがって、キャットフードに表示されている数字を乾物ベースに補正して比較する必要があります。補正値は、次の数式に当てはめて算出することができます。
表示された数字×[(100-表示された水分%)÷100]
この補正値をAAFCOの栄養基準に照らして評価すれば良いことになります。
なお、総合栄養食の場合、代謝エネルギー量を表示することが望ましいとされています。
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