食いしん坊だ
「猫のように食べる」=「食いしん坊」となるらしい。
ガッツクのは犬ではないかと思うのだが…
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猫のように甘える
確かに猫は甘え上手。足元に顔を摺り寄せるあの仕種を思い浮かべればいいのだろう。
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読みにくい乱雑な字を書く
「猫のように書く」ということが、乱筆悪筆の形容詞になっているようだ。
愛猫家としては有り難くない言い回しだが、フランスの猫は字を書くようだから、まあいいとしよう。
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好奇心旺盛だ
「めす猫のように好奇心旺盛だ」ということ。「好奇心」とくれば「猫」という連想があるようだ。英語の諺にも、Curiosity
killed the cat. (好奇心は猫をも殺す=好奇心はほどほどに)というのがあった。確かに猫たちは、何によらず恐る恐るでも近付いて確かめようとする。頭を下げて、お尻をちょっと上げて這うように進む姿が目に浮かぶ。
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誰にでもすぐ惚れる
「めす猫のように惚れる=誰にでもすぐ惚れる」ということらしい。めす猫の妖艶さが生んだ表現なのかもしれない。
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すばしこく駆け回る、女を追いかけ回す
「やせた猫のように走る」というのが文字どおりの意味。たしかにやせた猫は身軽にすばしこく駆け回るだろうが、それが転じて「女を追いかけ回す」という意味にもなるとは…
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犬猿の仲である
日本では、仲が悪いのは犬と猿だが、フランスでは犬と猫。「犬と猫のようだ(のように生きる)」=「犬猿の仲である」となる。
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すばやく(そっと)通り過ぎる
「赤くおこった炭の上を渡る猫のように通り過ぎる」が文字どおりの意味。
熱い炭の上を歩けと言われたら、猫でなくても大急ぎで渡るだろうに…。それに、好き好んで炭の上を渡る猫などいません!!
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現物を見ずに買う(売る)
「紙袋の中の猫を買う(売る)」というのが文字どおりの意味だが、これが転じて「品物を見もしないで買う」あるいは「見せずに売る」という意味となった。やや古い表現。
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歯に衣着せずに言う
「猫を猫と呼ぶ」が原義で、「物事をはっきり言う」という意味で使われる。Nicolas Boileau (作家、詩人 1636〜1711)の言葉がもとになった表現。
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他にもっと大事な仕事がある
「他に鞭打つべき猫がいる」という意味から、「他にもっと重要なことを考えている」「他にすることがある」という時に使われる。
フランスでは猫が悪戯すると鞭でぶたれていたのでしょうか???
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声がしゃがれている
「猫が喉に詰まっている」というのが原義。「喉が詰まる」「声がしゃがれている」という意味で使われる。
猫が喉に詰まったら、声がしゃがれるだけでは済みませんよね。
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さっぱりわけがわからない
直訳すると「猫用の粥のようだ」ということだが、「(話・文章などが)さっぱりわからない」「(説明などが)拙劣でわかりにくい」さらに「無駄なことだ」「骨折り損だ」という意味で使われている。
フランスの猫用の粥は、きっと薄くて、味もぼけていて、「こりゃあ一体何だ?」という代物だったのだろう。
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(la chatte)! (責任を回避する人に)そりゃあないよ
「それは猫だ」が原義。何か不始末をしでかした人が、自分の責任を回避しようとしているのに対して、皮肉を込めて「それは猫のせいだと言うんだろ、そりゃないよ、とんでもないよ」という意味で使われる。
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お手上げだ
「舌を猫に与える」が文字どおりの意味。解答がみつからずに、言葉がでないでいる時の形容なのだろう。「降参する」「お手上げだ」「かぶとを脱ぐ」という意味で使われる。
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やぶへび
「眠っている猫を目覚めさせる」すなわち「やぶをつついて蛇を出す」「やぶへび」ということになるようだ。
フランスの猫は、よほどの悪戯好きか、暴れん坊か、甘えん坊か、いずれにしても、ひとたび目が覚めれば手に追えなくなるのだろう。日本の猫も同じかも…
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てっとり早く化粧する
「猫の身繕いをする」が、「簡単にてっとり早く化粧(洗顔)する」という意味になる。
neco家の猫は、じっくり時間をかけて、丁寧に身繕いしているのだが???
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大したことではない
「猫を鞭打つ理由はない」というのが原義。「鞭で打つほどのこともない」すなわち「大したことではない」ということになるのだろうが、フランスの猫は悪さをすると鞭でお仕置きされていたのだろう。
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罪をなすりつける
「猫を足元に投げ付ける」が文字どおりの意味。これが「罪をなすりつける」「窮地に追い込む」という意味で使われるのだが、かなり古めかしい表現のようだ。これはどういう連想から生まれた表現なのだろうか。足元に投げ付けられた猫は、その足の持ち主を投げた張本人と思い込んで、その人に反撃するからなのだろうか。
猫が本当にそんなリアクションをするのかどうか、実験したことはないし、実験しようとも思わないが…。
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敵もさるもの
「良い猫には良いネズミ」、好敵手同士ということ。
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鬼ごっこ
「猫とネズミ」で「鬼ごっこ」という意味になる。
ネズミが猫を追い掛けることもあるのかなあ???
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鬼ごっこをして遊ぶ
「鬼ごっこをして遊ぶ」という意味の他、「行き違いになる」という意味にも使われる。
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〜を手玉にとる
「ネズミと遊ぶ猫のように〜と遊ぶ」ということから、「〜を手玉にとる」「〜を意のままにあやつる」「〜をなぶりものにする」という意味に使われる表現。
最近都心に出没する巨大ネズミ相手では、箱入り猫など怯えて手も出せないかもしれません。いずれ手玉にとられるのは猫の方という時代が来るかも…
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執拗に相手の様子を探る
「ネズミを狙う猫のように、相手をじろじろと見る」ということから、「執拗に相手の様子を探る」という意味で使われる。
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鬼のいぬ間に洗濯
「猫の留守にネズミが踊る」すなわち「鬼のいぬ間に洗濯」という意味の諺。英語でも「猫の留守にネズミが遊ぶ」という同義の諺がある。日本の『鬼』や『姑』にあたるのが、西洋では『猫』というのが面白い。
一寸の虫にも五分の魂
「小さくてもひっかかない猫はいない」=「一寸の虫にも五分の魂」という意味の諺。
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雀百まで踊り忘れず
「猫に生まれた者はネズミを追う」つまり「雀百まで踊り忘れず」。
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羹に懲りてなますを吹く
「火傷した猫は冷たい水も怖がる」が原義。
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危ない橋は他人に渡らせ、うまい汁だけ吸う
「火中の栗を拾うのに猫の手を使う」が原義。猿が焼きぐりを火の中から取るのに、猫の手(足?)を使ったという寓話から出た表現だろう。英語でも「猫の手(足?)にされる」で「他人の道具に使われる」「人の手先に使われる」という意味になる。
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