金森玲奈写真展 ちいさな宝物

2004年3月16日


2004年3月16日(火)〜21日(日)
12〜20時 最終日は17時まで
会期中無休
Days Photo Gallery
東京都新宿区四谷4-11 みすずビル1F
PHONE:03-3226-6680

金森玲奈写真展
ちいさな宝物

東京駅のレンガ造りの駅舎の向かいにある公園には、家のない猫たちが暮らしています。夜はホームレスの人が張ったテントで共に眠り、ボランティアの方が運んでくださる食事を糧に生活しています。
写真家、金森さんは、十数年もの間、一日も休まずにご飯を運び続け、病気の時は薬を与え、雌猫には避妊手術を受けさせてきたボランティアの男性がいることを知り、ご自分もその活動に加わるようになりました。
今回の写真展の被写体は、その中の一匹、さくらちゃん。金森さんがボランティアに参加した当初、さくらちゃんは、まだほんの赤ちゃんでした。その、小さな小さなさくらちゃんの成長を、金森さんはカメラに収め続けました。
『ちいさな宝物』というタイトルのこの写真展は、さくらちゃんの成長日記です。
ひたすら先を急ぐ多くの足が通り抜ける東京駅という場所で、人間の身勝手さで家を失ってしまった猫たちが、別の人間の温かい心と手に包まれて生きていく姿は、私たちにきっと多くを語りかけてくれることでしょう。
さくらちゃんをはじめ、東京駅の猫たちの幸せを祈り、ボランティアの方々の、弛まないご尽力に心を寄せて拝見したいものです。

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