猫マークの紅茶葉、Janat

2003年8月29日

猫がトレードマークになっている紅茶があると、風の便りに聞いていましたが、図書館帰りに立ち寄った輸入食材のお店で偶然に発見。思わず一缶買い求めました。

『ジャンナッツ』と呼ばれるこのブランドの創始者は、ジャンナッツ・ドレス氏。1872年にプロバンス地方でレストランを始めた氏は、世界中を駆け巡り、良質の香辛料やお茶、ココアなどを持ち帰ったそうです。130年も昔のことですから、世界中を旅すると云っても決して容易ではなく、ひとたび旅に出ると、何週間も家を留守にすることになります。ジャンナッツ氏は当時2匹の猫を飼っていたのですが、その猫たちはご主人の帰りを辛抱強く待ち、いつも玄関の前で氏を出迎えたといいます。氏は、そんなけなげな猫たちをこよなく愛し、彼らに癒されると同時に、個性的な商品を生み出すエネルギーを与えられたそうです。こうして生まれた紅茶のブランドが、ジャンナッツ。スリランカや中国などの茶葉に、さまざまなフルーツやフレーバーをブレンドした、まさに個性的なフレーバー・ティーが、7種類。necoは、『ダンス・ウィズ・ザ・クラウズ』という、グレープフルーツとオレンジをブレンドしたものを購入。さっそく、家族で賞味しました。フルーツの香りがさわやかで、しかも紅茶の味が生きていて…全員が『おかわり!』

玄関先で旅から帰ったご主人を迎えた2匹の猫をトレードマークにしたこのお茶。主人を待ちわびる猫たちの姿や、猫に出迎えられたジャンナッツ氏の表情を思い浮かべながら味わうと、なお一層味わい深いのではないでしょうか。空き缶も、cat lovers には素敵な一品となりそう。一度、お試しになってはいかが?!

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