現在neco家で幅を効かせている6匹兄妹の兄ちゃん、ロッキーは、neco家にやって来てわずか10ヶ月で、天国に旅立っていきました。その天衣無縫な生きよう、あっけらかんとした死にようは、私がこれまで出逢ったたくさんの猫たちとは全く異質で、それだけに強烈なインパクトとして、私の生き方をゆさぶるものでした。ロッキー亡き後、私の指は勝手にキーボードのキーを叩き、あっという間にロッキーの物語が生まれていました。 何の脚色も演出もない、まったくのノンフィックションですが、『ロッキーの陽だまり』と題したこの物語は、きっと多くの方にエールを送ってくれるものと思い、自費出版をするつもりで準備を進めていました。挿絵の代わりに立体を、と考え、制作を『花ねこ』でお馴染みの増山道子さんに、その作品の撮影を『東京在住猫』等の写真集を出しておられる太田威重氏にお願いしました。準備は着々と整っていきましたが、その過程で、より多くの方に読んでいただけるようにした方がよいのでは、というお声をいただき、皆さんのご支援のお蔭で、このほど、月刊Cats で連載される運びとなりました。 連載は11月12日発売の12月号から6回になる予定です。雑誌という限られた誌面で、原稿は半分に削ることになりますが、何万という方に読んでいただける素晴らしいチャンスをいただき、心より感謝しております。 よろしければ、『猫三昧』にお集りいただいている皆様にもご一読いただきたく、ご案内申し上げます。 |