『大募集』のコーナーで募っておりました使用済み切手とプリペイドカード、今年も多くの方からお寄せいただきました。本当にありがとうございました。本日、社団法人日本動物福祉協会に送らせていただきました。皆さんが一枚一枚切手を切り取っておられるときの心中を、生のままお伝えしたいと思い、次のようなお手紙を添えさせていただきました。言葉が足らない部分もあるかと思いますが、お許しください。 社団法人 日本動物福祉協会 御中 前略 一段と冷え込みが厳しくなってまいりました。 今年も、拙サイト『猫三昧』の呼びかけに多くの方が応えてくださり、使用済み切手とプリペイドカードがたくさん集りました。貴協会にお送りする切手の包みが年々大きくなり、今年はダンボール箱でお送りできることを大変嬉しく思っております。猫をこよなく愛する人々が、不幸な猫たちが一匹でも少なくなるようにと祈りを込めて、一枚一枚切り取り、寄せてくださった切手です。どうぞお役に立ててください。 個人レベルでは、家のない猫たちの保護、去勢・避妊や里親探しといったことしかできません。動物の虐待を阻止するための啓蒙活動や、倫理観のないブリーダーやペットショップに対する規制、罰則規定の制定など、やりたくても手だてが見つかりません。コミュニティの中での動物にまつわる諍いも、行政側では苦情を聞くのがせいぜいで、動物の生きる権利を伝え、諭すことなど、期待できないのが実情です。そんな中で、私たちは地団駄を踏んでおります。 日本はこれほどの経済大国でありながら、ペット後進国であり、種差別の甚だしい国です。とても悲しいことです。おそらく人々の心にゆとりがないためなのでしょうが、そんな世相が現在の犯罪に投影されているような気がいたします。貴協会の活動を通して、動物の『命』に対する理解の輪が広がっていくことを願ってやみません。私たち一人一人の貴協会に対する切なる期待を受け止め、日々の活動のエネルギーにしていただけたら幸いです。 2006年が、動物たちにとって2005年より生きやすい社会でありますよう… 皆様のご健康と一層のご活躍をお祈り申し上げます。 草々 平成17年12月8日 |