先週の休みの日は、梅雨の谷間で久しぶりの青空が広がり、旦那さまと連れ立って、ぱたんぱたんとサンダルを鳴らしながら、散歩に出た。毎朝、車で通りすぎる道にも、歩けばこそ見つけられるスポットがいくつもあるものだ。大通りをわずかに入ったところに、焼き物の店があった。素見し半分に入ってみると、オリジナルの器を焼いてくださるという。オリジナルと云っても、粘土と格闘するわけではなく、出来合いの器にシールを貼るだけ、というお手軽なものだ。小学校、中学校と図工、美術は３という私にも、できそうではないか！！ たくさんあるシールの山から、猫のシールを1枚選んだ。その1枚に6種類の猫の絵が描かれている。絵の大きさに合わせて、これまたたくさんある白無地の器の中から、マグを3つとお皿を1枚選ぶ。これで準備完了。 絵にそってシールを切り取り、ぬるま湯に浸ける。このシールは、ぬるま湯に浸すと、つるりと紙から剥がれるようになっている。ネイル・アートに使うシールと同じ要領だ。剥がれた絵を器の適当な位置に置き、シールと器の間に入った空気や水分を、丁寧に追い出していく。これでオシマイ。何とも簡単で、つまらないように思われるかもしれないが、こんな単純な作業が結構面白い。あまり乗り気ではなかった旦那さまなど、放っておけば、次から次へと作りそうな勢いだ。今回は、マグの内側にも、家族のイニシャルを入れた。あとは、焼いていただくだけ。窯で12時間焼くそうで、お預けして帰ってきた。 1週間後の水曜日は、生憎の雨。だが、出来上がりが楽しみで、わくわくしながらお店へ。目の前に並べられたマグもお皿も、期待以上の出来映えだった。絵柄は、ナイフでこすっても簡単には取れないそうだ。このお手軽さは、やみつきになりそう！何しろ、これだけ作って締めて1550円也なのですから！！！