その1 濡れた場所をつくる
濡れるのを嫌う猫の習性を利用した方法で、具体的には、
●こまめに水撒きをする
●濡れ新聞を敷いておく
●バーミュライトなど保水性のよい用土をまいて、常に湿らせておく
などがあります。
あまり水をやり過ぎると、植物が根腐れしてしまう場合がありますから、草木の植わっているところは避けた方がいいでしょう。
この方法は薬品等を使わないので効果があれば一番なのですが、夏場などはすぐに乾いてしまいますし、蚊が発生しやすいなど、問題含みでもあります。
その2 砂地部分をなくす
猫がトイレとして好む砂地をなくす方法で、具体的には
●コンクリートやレンガを敷く
●じゃりを敷き詰める
●木を密集して植える
●花壇を格子状に組んだ棒や網で覆う
などがあります。
コンクリートやレンガは一時的には効果があるようですが、他に場所が見つからない場合、コンクリートやレンガの上にもウンチをしてしまうようです。
木が生い茂っている庭は、糞&尿被害をまぬがれているとの報告があります。
花壇は、種を植えた段階で、大きめな格子状の金網などで覆っておくと、植物は格子の目を通して成長し、猫は容易に歩くことさえできなくなり、効果的かもしれません。
その3 猫の嫌う植物を植える
猫の嫌う植物を家の周りに植えます。
『猫不寄(ネコよらず)』という名で売られている植物は、ミカン科ヘンルーダ属のハーブで、オーストラリアでは猫が嫌がる植物として有名だとか。
柑橘系の臭いは猫が嫌うとして広く知られています。ただし、猫たちはこの臭いに次第に慣れてしまいますし、人間と生活を共にしている飼い猫の場合、すでに柑橘系の臭いに馴染んでいることもあり、継続的な効き目は期待薄のようです。
逆に、猫の好きな植物を庭に植えないということも大切。細長い草はどれも猫の好物のようです。リュウノヒゲ、ヤブラン、ドラセナなどは要注意です。
その4 猫トイレを置く
気持ちのいい猫トイレを用意してあげることで、トイレ以外の場所を汚さないようにさせる方法。
…ある野良猫に餌をやってる方が、他の家の庭でトイレをしてはいけないと言う事で、その人の家の庭に猫トイレを設置したとの事です。衣装ケースに新聞紙を裂いたものを入れ、雨に濡れない所に猫トイレを置いた所、日が経つにつれてそこを利用する野良猫が増え、それ以来ご近所からトイレに関する苦情が来なくなったというのを聞いた事があります…
という投稿を見つけ、目からウロコが落ちる思いでした。私達にもできることがあるんだと初めて気付き、とても嬉しかった。neco家でも、さっそく試すことにします。
その5 尖ったものを置く
猫は肉球がやわやかく、尖ったものを嫌います。その習性を利用して、最近は猫避けマットのような物がホームセンターなどで市販されているようです。人工芝を編み目状にしたような物で、大きめの編み目から植物を出すようになっています。種や苗、球根などを植えるときは、予めこれを土の上に敷いておいて、編み目から植えるようにするといいですね。猫の侵入口周辺や大切な植物の周りに敷いておくと効果があるようです。それでも賢い猫は、このマットの敷かれていない部分を渡るようにして歩くようですから、敷き詰める方が無難かもしれません。
その6 猫の嫌いな臭いのものを撒く
猫に無害で、しかも猫が嫌う臭いのものを撒く……この方法が一番広く利用されているかもしれません。市販されている『猫避け』もその一つ。
猫が嫌う臭いとしては
●ブラックペッパー、チリペッパー
香辛料のペッパーですが、ご自宅で挽いたものの方が効き目があるようです
●柑橘類
オレンジやみかん、レモンなどの柑橘類の皮を置いておく
●コーヒー
ドリップしたあとのコーヒーのかす、あるいはインスタントコーヒーをまく
手元にあるものから、まずは試してみてはいかがでしょう。
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