避けるべき食品 |
その理由 |
脂身 |
膵臓障害を引き起こす可能性あり |
アルコール飲料 |
中毒、昏睡、死に至る可能性あり |
アワビ、サザエ。トリガイ |
これら貝類の肝臓を食べて日に当たると、貝が摂取した海藻に含まれる葉緑素の分解生成物により重度の皮膚炎を起こす可能性あり |
(イーストの含まれた)パン種 |
消化管の中で膨らみ、ガスを発生させる場合があり、痛みが出るほか、胃や腸の破裂につながる可能性あり |
イカ、タコ、スルメ |
イカにはビタミンB1を破壊する酵素、カルボキシナーゼが含まれており、ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性あり。酵素は熱に弱いため、過熱すればこの問題はないが、イカ、タコともに消化が悪く、大量に摂取すると消化不良を起こす。特にスルメは、消化管の中で10倍に膨らむので、急性胃拡張等につながる可能性あり |
柿 |
種が腸閉塞、腸炎を引き起こす可能性あり |
カビが生えたり、腐っている食品、生ゴミ |
嘔吐や下痢を引き起こす複数の毒素が含まれており、他の器官にも障害を起こす可能性あり |
キノコ |
複数の器官に作用する毒素を含んでいる場合がり、ショック症状、死に至らしめる可能性あり |
残飯 |
残飯は栄養のバランスが取れていない。与える場合は、全食餌の10%以下とし、肉の脂身、骨は取り除く必要がある |
塩 |
大量に摂取した場合、電解質のバランスが崩れる可能性あり |
シトラス(柑橘系植物)・オイル・エキストラクト |
嘔吐を引き起こす可能性あり
(食品添加物やフレグランス、シャンプー、殺虫剤等に含まれている) |
ジャガイモ、ダイオウ、トマトの葉
ジャガイモ、トマトの茎 |
蓚酸塩を含み、消化器、神経系、泌尿器系に障害を起こす可能性あり |
タマネキ、ニンニク(生、調理済み、粉状を問わず) |
硫黄酸化物や二硫化物を含んでおり、赤血球を壊し、貧血を引き起こす可能性あり。猫は犬よりも過敏に反応する。ニンニクはタマネギよりも毒性は低い |
チョコレート、コーヒー、茶、その他のカフェイン含有物 |
猫にとって有害なカフェイン、チオブロミン、チオフィリンなどが含まれており、心臓や神経系に異常をきたす可能性あり |
(人間用の)ツナの缶詰 |
猫にとって必要レベルのビタミン、ミネラルが含まれておらず、大量に与えると栄養不良になる可能性あり |
鉄を含む人間用のサプリメント |
消化器の内層を傷めるほか、肝臓、腎臓などの器官にも有害となる可能性あり |
糖分の多い物 |
肥満、虫歯、糖尿病を引き起こす可能性あり |
ドッグ・フード |
誤って食べてしまったという程度では問題ないが、繰り返し与えると、栄養不良や心臓に影響を及ぼす疾病につながる可能性あり |
生魚 |
ビタミンB群の一つ、チアミン欠乏症を引き起こし、食欲減退、卒中、重症になると死に至る場合もある。生魚を定期的に与えた場合に、起こりやすい |
生タマゴ |
アビジンという酵素を含み、ビタミンB群の一つ、ビオチンの吸収を妨げる。これにより、皮膚や皮毛を傷める可能性あり。また、生タマゴはサルモネラ菌を含む可能性あり |
海苔 |
マグネシウムが多く含まれており、膀胱に結晶ができ、尿道の閉鎖を引き起こす可能性あり |
ブドウ、レーズン |
未確認の毒素が含まれており、腎臓に障害を与える可能性あり |
ベビー・フード |
オニオン(タマネギ)・パウダーが含まれている場合があり、猫にとっては有害(タマネギの項参照)。また大量に与えると栄養不良になる可能性あり |
(魚類、家禽、その他の肉源の)骨 |
消化器官を塞いだり、傷つける可能性あり |
マカデミア・ナッツ |
消化器や神経系、筋肉に影響を及ぼす可能性のある未確認の毒素が含まれている |
ミルクと乳製品 |
成猫の中には、乳製品に含まれるラクトースを分解する酵素、ラクターゼを十分に持っていない個体もあり、これに乳製品を与えると下痢を引き起こす。猫用にラクトースが含まれていない乳製品が市販されている |
(大量の)レバー |
筋肉や骨に影響を及ぼすビタミンA中毒を引き起こす可能性あり |