『ロッキーの陽だまり』のスケッチが始まった(H13.12.11)

ファイトはどうしているだろうか。歳が歳だけに、些細なことが致命傷になりかねない。怪我で何度か入院したことはあるが、一度として病気をしたことがないファイト。生命力があるからと、心配を打ち消していたが、こころの底に押し込めた心配は夢になって私を起こした。日曜日に続き、今日も先生に様子をお尋ねする。経過は順調とのこと。やはり咽に炎症があり、かなり痛かったのだろうという。それにしても激痩の体のどこに入るのかというほど良く食べると先生の声も明るい。木曜日に退院できるかもしれない。

今日は、『ロッキーの陽だまり』の挿し絵を描いてくれることになった福士さんが、我が家の猫どものスケッチにやってきた。椅子に腰をおろした福士さんの膝に我も我もと上って来る猫どもに、福士さんの鼻が即効で反応した。ネコアレルギー。くしゃみと鼻水にティッシュペーパーを抱えながらスケッチが始まる。目の前で鉛筆を走らせる姿が珍しいのか、どの子も福士さんの目を見つめ返す。ミヤちゃんはクロッキーブックを覗き込む。ポーズを変え続ける猫どもに、福士さんの観察眼は猫の体の構造を見てとったらしく、「君たちの体がわかってきたぞ」と筆捌きが軽やかになる。構造がわかると自由に動かせるようになるらしい。いつもなら、2、3時間でアレルギー反応が治まるらしいが、8匹が放つ成分には太刀打ちできず、鼻を真っ赤にしたまま、福士さんは退散していった。

福士さんを駅に迎えにいった帰り道、『BACK TO BALI』で勉強猫の相棒を購入。仰向けになってサッカーボールと遊ぶニセドが我が家にやって来た。それから、猫が4匹アップリケされているパジャマも買った。今年一杯はネズミのついたパジャマ、新年と同時にこのパジャマを着ることにしよう。