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2004年2月20日 第1刷発行 |
トビーは、ずっと空を飛びたいと思っていました。ある日、高い木に登ってそこから飛んでみました。でも体は、まっ逆さまに落ちていきます。みんなが猫は空を飛べないといいます。それでも、トビーは空を飛ぶ夢を追い続けました。そんなトビーをサーラがやさしく見守ります。そして… どんな突拍子もないことであっても、心底、強く願い、追い求め続ければ、夢は叶う。だが、その夢の実現の裏には、やさしく見守る者、自分のことのように力を貸してくれる者がいる。そのことに気付いた時、はじめて本当の夢が叶えられるのだろう。 油絵で描かれた絵はあたたかく、優しく、中でも夢見るトビーの目の輝き、夢見る先の空の色が印象的だ。 |