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2002年4月20日 初版発行 |
坊主になった木々の細い梢にまで降り積もった雪、銀世界。 著者夫妻と、仕切りのない広大な空間とゆったり流れる時間を分かち合った猫たちの、ありのままの、自然な姿がここに描き出されている。我ら猫をこよなく愛する者の理想郷がここにある。なぜか涙がこぼれる。 Necoは最初、最後のページから見始めてしまった。「何で奥付が最初にあるんだ?」と思いながらも、何の違和感もなく反対にページを繰っていった。最後のページに中表紙があるのを見て、はじめて反対だったことを知り、改めて最初のページから見直した。でも、なぜか、何の解説もない最後のページから見ていった方が先入観なく、新鮮なように思う。 |