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1997年6月25日 第3刷発行 |
本書は福音館書店発行の『ロシアの昔話』の中に収められている『ねことおんどり』を絵本にしたもの。 あるところに、おばあさんが、めうし、ねこ、おんどりと暮らしていました。ある日、ねことおんどりはいたずらをして、おばあさんにおしおきをされます。憤慨したねことおんどりは、おばあさんの家を出て、森の中で暮らすことにしました。住み心地のいい小屋を建て、ねことおんどりは暮らし始めます。ところが、ねこがたきぎを取りにいっている間に、めんどりはきつねにさらわれてしまいます。おんどりの悲鳴を聞きつけたねこが、すんでのところで助け出すのですが… きつねがおんどりを挑発し、おんどりがまんまと引っ掛かる、そんな2匹のやりとりが、明るく描かれたお話です。 ペチカのある小屋や、グースリという楽器、ねこの着ている衣装などにロシアの香りが漂います。 |