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2001年9月1日 初版第1刷発行 |
『大募集』のコーナーで触れたのが本書。 「猫のいる路地」という切り口で、古き良き東京の面影を残す町10箇所に山手、喜多方、高遠の計13箇所が紹介されている。いずれも猫が良く似合う町だ。母体が地図マガジンの原稿だけに、イラストマップ、名所・旧跡や名物の紹介等、町のガイドブックとしての色彩が強いが、それぞれの町で、猫と人がどのように関わっているかを窺い知ることのできるエピソードも盛り込まれており、たくさんの猫の写真を眺めながら、想像を逞しくして楽しむことができる。 この本を片手に、著者の歩いた路地を実際に歩いてみたくなる、そんな一冊だ。 |