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ねこがさかなを 2004年12月25日 初版第1刷発行 |
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昔、王様と一緒にお城で暮らしていた猫が、一匹の魚を助けました。その魚は魚売りの水槽から飛び出してしまったのです。猫は魚を自分の部屋のお風呂に放してあげました。そして猫と魚は、毎日楽しく歌ったり踊ったり…。ところが、ある日のこと、猫が目をさまさないのです。どうやら体の中に悪者がいるようです。魚はジャンプして猫の体の中に入っていくのですが…… 白地に赤い大きな猫…その強烈な色彩のコントラストと描かれた猫の筆致……一瞬、アンディ・ウォーオールの猫がそこにいるのかと思った。大胆な色遣いの中で、細く白い線が効果的に使われている。 |