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村上春樹とネコの話 2004年5月20日 初版第1刷発行 |
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しなやかで妖艶な美しさ、気高さの反対側に残虐性を隠し持つ猫。存在が不確かでありながら、人の心に確かな位置を占める猫。 本を読むとき、あるいは人と付合うときの新たな視点を与えられたような気がする。「イヌ派」「ネコ派」で類型化すると、人を感覚的により深く理解できそうだし、それより何より、自分との相違を素直に受け入れることができるのではないかと思うのだが… |