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Harry Kitten and 文:George Selden 絵:Garth Williams 発行所:Farrar, Straus and Giroux ISBN 0-374-32860-9 |
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ひとりぼっちになってしまった幼いネズミ、タッカーは、ゴミ収集車を逃れて走り込んだ薄暗い路地で、子猫のハリーに出会います。ハリーもまた、ひとりぼっち。思わず闘いのポーズをとったタッカーに、ハリーはこう言います。お互い死ぬほどお腹を空かせているのに、なぜこの上闘って、さらに惨めにならなきゃならないの、と。2匹は、『家』を求めて、ニューヨークをさまよいます。エンパイア・ステート・ビルディングの地下、下町の船着き場、高級住宅街にあるグラマシー公園……でも、タッカーはつぶやきます。「ぼくたちが生きていける場所はどこにもないよ」。ハリーは弱気なタッカーを励ましながら、さらにさまよい、ついに2匹は『家』を見つけます。安全な場所と信頼できる家族のいる『家』を。 本書は、The Cricket in Times Squareに登場するハリーとタッカーの出会いを描いたものだ。Cricket in Times Square の発行から26年後に出版されている。 |