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のおはなし 1973年1月20日 発行 |
お馴染み『ピーター・ラビットの絵本』シリーズ第4集に収められているお話。 黄色の牡猫ジンジャーは、テリア犬のピクルスと一緒に小さな雑貨屋を営んでいました。このお店は、大繁盛。だって、何でもかけで買うことができたからです。お客さんはたくさん来るし、たくさん商品も売れていきます。でも、「かけ」売りばかりですから、お金はちっとも入ってきません。請求書をいくら出しても払ってもらえず、とうとうお店を閉めることに… この本は、まさに商売の何たるかの指南書だ。「ジンジャーとピクルスや」の他に、タビタおくさんの店、ヘニー・ペニーの店が登場し、それぞれの商売の仕方、お客の心理が比較されていく。子供たちは、この本に書かれてあることを、やがて社会人になって幾度となく反芻することだろう。 |