ウィングド・キャット作者不明)

アンティークとおぼしきこの一点は、メタル製。
体、特に首筋の何とも言えない曲線がすばらしい。猫の筋肉質な四肢と孤独を感じさせる小さな顔、鳥さながらの羽が絶妙なバランスをつくり出している。ずっしりと重いメタルで出来ていながら、繊細さが際立つ作品だ。

羽のある猫は、この世を去ってしまった猫たちを思い起こさせるので、これまでは敬遠していたのですが、『空飛び猫』シリーズの本と出逢ってから、羽のある猫に対する見方がすっかり変わってしまいました。そして最初にゲットしたのが、この作品。
空飛び猫たちの母さん猫に、もし羽が生えていたら、きっとこんな姿ではないかと思うのです。

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