ロイヤル・コペンハーゲン:ブルー・フルーテッドの猫

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北欧、デンマークの名窯、ロイヤル・コペンハーゲンは、デンマーク王室の援助の元、王室御用達製陶所として1775年5月1日に開窯されました。大スンド海峡、大ベルト海峡、小ベルト海峡を表す3本の波線のトーレードマークは、発足当時から変わっておらず、今や広く認知されています。
ロイヤル・コペンハーゲンと聞けば、ブルーフルーテッドと呼ばれる繊細な藍色の絵付けを思い浮かべることでしょう。ブルーフルーテッドは、開窯と同時に制作が開始され、ロイヤル・コペンハーゲン最初のパターンとして、デコレーション番号No.1が付けられました。
ロイヤル・コペンハーゲンは、テーブルウェアの他、多くのフィギュリンも作成しています。愛猫家にとっては、イヤープレートと共に、コレクション・アイテムとなっていることでしょう。
今回ご紹介する猫さんは、ブルーフルーテッドを施された3体です。アンダーグレイズされたブルーフルーテッドが白磁に映え、清楚な美しさを醸し出しています。オーバーグレイズのフィギュリンに比べ数が少ないのか、ようやく3体手に入れることができました。

こちらは、1898年、C.F.Liisberg によってデザインされたアンダーグレイズの猫さんです。体長が44cmと大型のフィギュリンです。この時期から、多くのデザイナーが動物をモチーフにしたアンダーグレイズのフィギュリンを手掛けるようになりました。この猫さんは、ロイヤル・コペンハーゲンの全ての猫さんの母と言えそうですね。




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