Royal Crown Derby
Paperweight Collection
今回は、ロヤル・クラウン・ダービー社のぺーパーウェイト・コレクションの中から、子猫のシリーズをご紹介しよう。
ロイヤル・クラウン・ダービー社は、1795年頃イギリス、ノッティンガム・ロードに創設されたボーン・チャイナの老舗だ。1878年、ダービーに工場が作られ、現在に至っている。1890年、ヴィクトリア女王より、『ロイヤル』の名を冠することを許された。
同社の商品ラインは、テーブルウェア、ギフトウェア、コレクション・アイテムと広きに及ぶが、いずれにも卓越した絵付けが施されている。Old
Imari と名付けられたラインもあり、日本の陶磁器、特に伊万里焼きの影響を強くうけている。ペーパーウェイトは、1981年に生まれた動物をモチーフにしたミニチュア・コレクションで、鳥、犬、ウサギ、といった一般的な物から、蛇、鯨、白熊、カメレオンなどの変わり種まである。年々新しいアイテムが追加される一方、一定の製造期間を過ぎた物はリタイアしていく。リアイアしたアイテムが、オークションで高値で取り引きされることからも、ロイヤル・クラウン・ダービーとその製品の価値が伺い知れる。底には、同社のオーセンティシティの証として、シルバーやゴールドのボタンがはめ込んである。
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Misty
ロイヤル・クラウン・ダービーにはコレクターズ・ギルドがあるが、これはそのメンバーのみに販売された限定品。2002年、ペーパーウェイトの誕生から21年目の製品で、"21"と刻印された7角形のボタンが付いている。
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Contented Kitten
John Ablitt のモデルと彩色によるピース。1996〜1998年に製造された。
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Siamese Kitten
John Ablitt モデル、Sue Rowe 彩色のピース。1996〜2001年に製造された。
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Kitten
青、赤、金という伊万里を強く意識した彩色。現在も販売されている。
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Catnip Kitten
こちらもコレクターズ・ギルド・メンバーへの限定品。1997年の製品だ。グレー、赤、青、ゴールドの色合いと細やかな筆遣いが美しい。
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