エモー・ドゥ・ロングウィの猫:エミール・ガレ没後100年限定

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フランスとルクセンブルクの国境近くにある工房、エモー・ドゥ・ロングウィは、1798年に創設された伝統ある工房だ。ナポレオン一世が、宮殿のテーブルウェアを全てこの工房に発注したことで知られる。現在、この工房では、ランプや壷、飾り皿のようなインテリア陶器が創られているが、なぜか、そのラインアップの中に猫の置き物がある。しかも彩色は違えども、すべて同じ形なのだ。不思議に思って尋ねてみると、この猫の形は、ガラスで有名なガレの工房のデザインなのだそうだ。
今年は、エミール・ガレの没後100年に当たる。その記念に創られたのが、この猫だ。限定50の希少なもの。底を見ると、工房のシールの下に27/50とある。
この工房の作品の特徴は、釉薬を置くようにして絵付けすること。出来上がった模様は、厚みがあり、七宝焼を彷佛とさせる。この作品は、大きな貫入が美しい淡いピンクの地に、エミール・ガレにちなんで植物が描かれている。
私の手許には、この工房の猫が8匹いるのだが、眺めるほどに味の出る不思議な猫たちだ。

エモー・ドゥ・ロングウィの猫についてのお問い合わせは…
03-5305-5880 猫三昧 (10:30〜19:30 水曜日定休)
または
info@necozanmai.com
までお気軽にどうぞ。

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