フランクリン・ミント
Curio Cabinet Cat Collection

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今回のテーマを『猫芸術』で取り上げるか、『猫グッズ』としてご紹介するか、ぎりぎりまで悩んでいた。なにしろ、キュリオ・キャビネット・キャット・コレクションは、『なんちゃってシリーズ』なのだ。
このコレクションは、フランクリン・ミント社が1986年〜89年に販売したもので、世界の名立たる陶磁器や工芸技術によって猫を作ったらどうなるか……という遊び心たっぷりのシリーズだ。すでに存在するもののレプリカというわけではなく、言うなれば『○○もどき』『なんちゃって○○』である。
発売からすでに20年以上を経過しており、シリーズ自体がヴィンテージなのだが、ウェッジウッドのジャスパーもどき猫を見つけて以来、夢中になって一つ一つ集めた。本物のジャスパーの猫は、おそらく作られていないと思う。フランクリン・ミント社の粋な着想で、初めてお目にかかれる、というわけだ。実に愉快!

コレクションは、全部で30種近くあるのだが、それぞれにリーフレットが付いており、歴史的背景や作品の特徴が記されている。このシリーズで初めて知った工芸品もあり、後に本物を買ってみたりもした。『なんちゃってシリーズ』は、芸術世界への良き水先案内人でもある。

今回は5種をご覧入れようと思う。左の『なんちゃって』と右の本物を見比べながら、楽しんでいただければ幸いだ。



【ウェッジウッド(ジャスパー)】
【スタッフォードシャー】
【リモージュ(キャステル) 】
【デルフト 】
【ねつけ】



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